ハードルは下げる。ネガティブなことは書かない。

また路上ライブがしたい。

2021.01.30

また路上ライブがしたい。

あのときのことを思い返してみる。 できるだけリアルに思い返せるに頑張って書く。

福岡、天神。 時間は21時。
殆どのデパートや商店のシャッターはしまっており、暗い。

アコースティックギターのケースと、必要な道具が入った手提げ袋を抱えた二人組で、
これから路上ライブします感があり、恥ずかしかった。

ガチャガチャと音を立てながら歩き、始められるちょうどよい場所を探した。 電灯が立って、近くに他の路上ミュージシャンがいなくて、譜面台が立てられて、ギターケースが2つ置けて、人がたまに通って、10cmくらい高さがある。そういう場所だ。

怖い人から声をかけられたらどうしようと思っていた。
友達はそんなこと全然気にしていないように見えた。

ついたら、準備を始める。
ギターケースを地面に置き、手提げから、譜面台を取り出す。
譜面台を立てて、そこに、コルクボードで作った名札を楽譜にかける。

ギターケースからギター取り出し、 座ったまま肩にかける。
手提げから、チューナーを取り出しスイッチを入れる。
ギターの上にチューナをのせ、チューニングをする。
うるさいので、チューナの感度は悪い。

チューニングが済んだら、立って軽くコードを弾いてみる。
その瞬間、なんとなく非日常を感じる。
ギターの音と、街の音は、どちらも聞き慣れた音だけど、
それらが混ざった音は明らかに聞き馴染みのない音であり、不快ではない違和感を感じた。

友達が向かい側のちょっと離れた位置から、 我々のステージを確認する。
戻ってきて、準備体操を始める。
友達は、手提げから、ハーモニカとMDレコーダと楽譜を取り出す。
MDレコーダと楽譜を譜面台にセットして、
MDレコーダの録音ボタンを押し、楽譜の1ページ目を開く。

そして、我々は歌い始める。

以上